セミリタイアやサイドFIREを目指しているけど、 「低リスクで月10万円くらい稼げる投資法ないの?」と思っている人も多いと思います。
投資は低リスクのものほど、利回りが低く、少ない資金で稼ぐことは難しくなります。
それでも、インカムゲインで年利5%の商品に、2400万円投資すれば、月10万円の収入が得られます。
資金が少ない人は、よりリスクをとって、利益を目指し、資金が多い人は、より安全に運用するのが成功の秘訣です。
本記事では、投資の基礎について紹介します。 これから投資を始める人でも参考になるので、ぜひ参考にしていってください。
この記事を読めば、きっと月10万円以上の副収入が得られ、サイドFIREに近づきます。具体的な投資の前に基礎知識を得たい方は下記の記事をご覧ください。
投資の種類
セミリタイアやサイドFIREにおすすめの不労所得9選は以下の通りです。 この中から、どのくらいのリスクが取れるかによって、選択します。投資の種類
リスク&リターン | |
---|---|
債券 | ★☆☆☆☆☆ |
ソーシャルレンディング | ★★☆☆☆☆ |
不動産投資 | ★★★☆☆☆ |
REIT(不動産投資信託) | ★★★☆☆☆ |
ETF(上場投資信託) | ★★★★☆☆ |
株式投資 | ★★★★★☆ |
FX投資(外国為替証拠金取引) | ★★★★★☆ |
金投資 | ★★☆☆☆☆ |
暗号資産(仮想通貨)投資 | ★★★★★★ |
セミリタイアには国債がおすすめ
セミリタイアにおすすめなのは、債券です。特に国債は国が破産しなければ元本割れしないので、比較的安全な投資先となっています。
国債よりリスクが取れるなら、社債やソーシャルレンディングもおすすめです。国よりは安全性が落ちますが、満期がくれば利息がもらえます。
セミリタイアには不動産投資もおすすめ
セミリタイアを目指す人は、年収500万円以上の人も多いでしょう。年収500万円以上なら、不動産投資もおすすめです。
元手が無くても始められ、長期運用が必要なので、早いうちから始める必要があります。かならず、セミリタイアする前に始めなければいけません。年収が500万円を下回ると、融資が受けられないため始められなくなります。
サイドFIREならETFと株式投資優先
統計的には株式投資が最も利回りが良いとされています。なぜなら、世界の経済は確実に成長しているからです。そのため、利回りを優先するなら株式投資が有力な投資先になります。
また、株式投資を投資先としたETF(上場投資信託)もおすすめです。
不労所得1:債券(国債・社債)
債券がおすすめの人
- リスクを負いたくない人
- 預金より利回りが高ければ満足な人
国が発行する債券を国債、企業が発行する債券を社債と言います。
国債や社債を購入すると、定期的に利子がもらえ、満期になれば元本が戻ってきます。
国や企業が破産しない限り元本割れすることがないため比較的安全な投資です。 安全な投資ですが、他の投資に比べて、利益はかなり少ないのが特長です。
利回りを重視するなら、新興国の国債やベンチャー企業の社債も検討すると良いでしょう。 利回りが高いほど倒産するリスクが高く、お金が戻ってこない可能性がありますが、その分、多くの利息をもらえます。
債権の利益
- 満期時にもらえる利息
不労所得2:ソーシャルレンディング
債権がおすすめの人
- 債権よりリスクを負える人
- 債権より利回りが高い投資がしたい人
ソーシャルレンディングは貸付型クラウドファンディングともいわれ、近年新しく注目されている投資方法です。
事業者は複数の投資家から集めた資金を企業に融資して、一定期間後に融資された資金に利息を付けて返してもらいます。 利息や融資期間は資金調達の際にあらかじめ決められており、投資家は利息を分配してもらうことで利益を得ます。
ソーシャルレンディングには基本的に債券と同じで、キャピタルゲインはなく、利息というインカムゲインだけです。
投資先は上場企業から中小企業まで様々ですが、銀行からの融資が難しい事業などの資金調達手段のため、貸し倒れのリスクがあります。 その分、高い利息を貰えるわけです。
ソーシャルレンディングの利益
- 満期時にもらえる利息
不労所得3:不動産投資
不動産投資がおすすめの人
- 長期投資を考えている人
- 年収500万円以上の人
- 不動産の面倒な手続きや管理が苦にならない人
不動産投資は、所有している不動産を第三者に貸し出すことで家賃収入を得る投資です。
不動産の購入額より高い金額で売却して売却益を得ることもできますが、 条件が揃わない限り売却益で収益を得るのは難しいです。 初心者のうちは、家賃収入を目当てに投資をするのがいいと思います。
不動産投資というと、不動産の購入に多額の資金が必要で初心者には手が出しにくい印象があるかもしれません。 しかし、マンション一棟といった億単位の現物投資から、 不動産投資信託(REIT)や不動産投資クラウドファンディングといった1万円から少額投資できるものまで幅広く存在します。
実物投資の場合、不動産の取得には大きな金額が必要になりますが、 不動産を担保にローンを組むことで、自己資金の何倍もの不動産を手に入れることができます。
不動産投資の利益
- 賃貸するともらえる家賃
- 売却したときの売却益
不動産投資には実物投資の他に少額投資もあります。 少額投資は不動産を所有せずに、投資期間も数分から数年と比較的短いため、 実物投資よりも手軽に始められるので、不動産投資初心者にもおすすめの投資です。少額投資には
- REIT
- 不動産クラウドファンディング
- 不動産小口化商品
などがあります。
不労所得4:REIT(不動産投資信託)
株式投資がおすすめの人
- 不動産投資を少額で始めたい人
- 不動産投資で分散投資がしたい人
- 不動産の面倒な手続きや管理をしたくない人
REITは不動産投資法人が投資家から資金を集めて、不動産を購入し、運用することで得た利益を投資家に分配するものです。不動産投資信託とも呼ばれています。
通常の不動産投資は、多額の資金が必要なため分散投資をするのが難しくなります。しかし、REITであれば少額なため複数銘柄に分散投資が可能です。
また、不動産の管理を専門家に任せられるので、専門的な知識が無くても始められます。さらに、REITは上場しているので、株と同様にいつでも売買できるのがメリットです。
REITの利益
- 保有しているともらえる分配金
- 売却したときの売却益
不労所得4:ETF(上場投資信託)
ETFがおすすめの人
- 少額で分散投資をしたい人
- 自分で投資先を見つけられない人
投資信託は、資産運用のプロが、たくさんの投資家から集めたお金を使って、さまざまな投資先に投資をして、 その結果を投資家に還元するものです。
集めたお金が高額になるため、さまざまな対象に分散投資ができ、リスクを分散することができます。
投資家がひとりで分散投資をする場合、多額の資金と投資先の知識が必要になりますが、 投資信託では分散投資が少額からできるのがメリットです。
投資信託の投資先は、株式、不動産、債券などさまざまです。 運用先も大事ですが、手数料が高い投資信託は長期的にみると不利ですので、 手数料が低い投資信託をおすすめします。
投資信託の中で上場しているものが、「上場投資信託」とも呼ばれるETFです。 上場しているので、証券取引所が開いている間はいつでも売買できます。
ETFの利益
- 保有しているともらえる分配金
- 売却したときの売却益
不労所得6:株式投資
株式投資がおすすめの人
- 短期・中期で大きな利益を得たい人
- 長期でじっくり資産を増やしたい人
投資といえば株式投資を思い浮かべる人も多いと思います。過去何十年の成績から言って、ある程度大きなリターンを得るには、株式投資が最適と言えます。
株も社債と同じく、企業がお金を調達するために発行する有価証券ですが、企業に返済する義務がありません。
その代わり利益がでたときに、配当金や株主優待で株主に利益を還元します。よって、株を保有しているだけで、配当金や株主優待がもらえます。
また、上場している企業の株価は、企業の業績や社会情勢などの影響を受けて日々変動しています。株価が安いときに買い、高いときに売れば売買益を得ることもできます。
株式投資の利益
- 保有しているともらえる配当金と株主優待
- 売却したときの売却益
不労所得7:FX投資(外国為替証拠金取引)
FX投資がおすすめの人
- 少額で大きな利益を得たい人
- 短期で大きな利益を得たい人
FXは、日々価値が変動する外貨を売買してその差益を得る投資です。外貨の価格変動はそれほど大きくなりませんが、FX投資は手持ちの資金を担保に、 その何倍もの外貨を取引できるため、少ない資金でも大きな利益がでる場合があります。
しかし、思惑と逆方向に動いた場合、大きな損失がでるため、ハイリスク・ハイリターンの投資になります。
b FXではほとんどインカムゲインを得られないので、セミリタイアにはおすすめしません。
FX投資の利益
- 売却したときの売却益
不労所得8:金投資
金投資がおすすめの人
- 資産を守ることが優先の人
- 長期的な投資を考えている人
金は、世界共通の価値で扱われる投資資産です。
埋蔵量に限りがあるため、供給量が急激に増えることはなく、需要の増加とともに金価格は上昇します。 金は不動産と同様に実物資産なので比較的価格が安定しています。 不景気になっても価格が下がりづらいため、「有事の金」とも言われています。
金の他にも銀やプラチナなどの資源も投資対象になります。
ただし、これらの資源を保有していてもインカムゲインを受けとることはできません。 セミリタイアでは、定期的な収入も欲しいので、同じ実物資産を購入するなら、不動産で家賃収入を得た方がいいと思います。
金投資の利益
- 売却したときの売却益
不労所得9:暗号資産(仮想通貨)投資
暗号資産投資がおすすめの人
- 大きな利益を得たい人
暗号資産とはインターネット上で取引されるデジタル通貨です。 発行数に上限があるため、金などの資産と同じ扱いで取引されています。
需要が増えれば何十倍にも価値が上がる可能性がある一方で、 みんなが暗号資産に価値がないと思うと価値がゼロになる可能性もある超ハイリスク・ハイリターンの投資です。
まだ、価値が定まっていないため、これからも何十倍かに価値が上がる可能性があります。 資産の5%程度なら持っていても良いでしょう。
もし価値が20倍になれば資産が倍増しますし、価値がゼロになっても、資産の5%を失うだけですみます。
暗号資産投資の利益
- 売却したときの売却益
まとめ:人によって最適な投資は異なる
今回は、セミリタイアのための不労所得9選を紹介しました。
セミリタイアやサイドFIREのための投資となると、長期的に安定してある程度の利回りを出す必要があります。 そのため、株式投資や不動産投資のような、インカムゲインをメインにしながら、 キャピタルゲインを狙う投資がセミリタイアに向いていると思います。
各投資の詳細については以下の記事をご覧ください。参考になれば嬉しいです。