サイドFIREを早く実現するためには、節約が最も効果的だと知っていますか?
生活費を月1万円節約するだけで、資産が100万円少なくてもセミリタイアやサイドFIREができます。 早期リタイアやファットFIREなら200万円も少なくなります。
しかし、節約といっても具体的に何をしたらよいかわからない人も多いと思います。
そこで今回は、セミリタイアを早める節約方法を紹介していきます。
- リタイアに向けてお金を貯めたい
- リタイア後に節約したい
- 早くリタイアしたい
なお、セミリタイアやサイドFIREについての基本を知りたい人は、 「セミリタイアとは?サイドFIREの方がおすすめな理由を解説!」 を先に読んでみてください。
節約は優先順位を決めて取り組むことが大事
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節約はやみくもにやっても、効果が薄く労力のみがかかって、長続きしない場合があります。 節約を長引かせるコツは、以下の5つです。
- 金額が大きいものを節約
- 効果が持続するものを節約
- 即効性があるものを節約
- 我慢が不要なものを節約
- 労力が小さいものを節約
それぞれについて解説します。
金額が大きいものを節約
節約では金額の大きいものを優先しましょう。 それにはまず、家計簿をつけて生活費の内訳を把握します。
例えば以下のような生活費だった場合、住宅費から節約に着手します。
生活費 | ||
---|---|---|
固定費 | 住宅費 | 80000 |
固定費 | 交通費 | 25000 |
固定費 | 保険医療費 | 20000 |
固定費 | 水道光熱費 | 15000 |
固定費 | 通信費 | 15000 |
固定費 | 教育娯楽費 | 15000 |
変動費 | 食費 | 50000 |
変動費 | 家事消耗品 | 30000 |
変動費 | 被服費 | 15000 |
効果が持続するものを節約
毎月支払いがあるものを1000円節約する方が、 年に1回しか支払いがないものを5000円節約するより効果的です。 よって、効果が持続するものを優先的に節約します。
即効性があるものを節約
例えば健康に気を遣うのは、後々医療費の節約にはなりますが、 即効性がありません。 それよりも、近い場所ならタクシーを使わずに歩いて、 交通費を節約するというように、即効性があるものを節約すると良いです。
歩くことで、結果的に健康になり、後々医療費の節約にもなります。
我慢が不要なものを節約
節約に我慢は必須だと思うかもしれませんが、我慢をし続けると、長続きしません。 なるべく我慢しなくても節約できる項目から攻めていきましょう。
労力が小さいものを節約
労力が大きくても、節約の額が小さいと、気持ちも疲れます。 また、労力が大きいと長続きしません。
節約の額に対して、労力が小さい、コスパが良い節約を優先します。
最も優先するのは固定費の節約
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優先順位を決めると、おのずと固定費から節約すれば良いことがわかります。固定費は、金額が大きく、効果が持続し、即効性があり、我慢が一時的で、労力が少ないものが多いからです。
固定費とは、毎月決まった金額を支払う必要がある費用のことで、水道光熱費や家賃、電話やインターネットなどが該当します。固定費を見直すには、以下のような方法があります。
まず、自分の家庭の固定費の内訳と金額を把握します。レシートや明細書などを参考にして、どの項目にいくらかかっているかをリストアップします。
次に、固定費の中で、削減できるものや見直せるものを探します。例えば、水道光熱費なら、節水や節電の工夫をしたり、料金プランを変更したりします。通信費なら、キャリアやプロバイダを乗り換えたり、必要なサービスやオプションに絞ったりします。
最後に、固定費の削減や見直しの効果を確認します。次の月のレシートや明細書をチェックして、固定費が減ったかどうかを確認します。減った分は、貯金や投資に回すようにしましょう。
それでは、固定費の各項目について解説します。
保険やローンの節約
保険やローンは、家族の安心や夢の実現に欠かせないものですが、契約内容によっては、過剰な負担や不利な条件になっている場合があります。保険やローンの契約内容を見直すことで、家計に余裕ができるだけでなく、家族の幸せにも貢献できます。
保険やローンの契約内容を見直すためには、以下のような方法があります。
まず、自分の家庭の保険やローンの契約内容と金額を把握します。保険証や契約書などを参考にして、どの保険やローンに加入しているか、いくら支払っているか、どんな特約や条件があるかをリストアップします。
次に、保険やローンの中で、必要なものや見直せるものを探します。例えば、保険なら、自分や家族のライフスタイルやリスクに合わせて、保障内容や保険料を見直したり、不要な保険を解約したりします。ローンなら、金利や返済期間を見直したり、借り換えや一本化を検討したりします。
最後に、保険やローンの見直しの効果を確認します。次の月のレシートや明細書をチェックして、保険料やローンの支払いが減ったかどうかを確認します。減った分は、貯金や投資に回すようにします。
住宅費の節約
住宅費は生活費の3分の1が目安といわれるほど、生活費に占める割合が大きい家庭が多い項目です。 住宅費を節約するだけで年数十万円の節約になることも珍しくありません。 まず始めに、住宅費の節約を検討しましょう。
住宅費の節約には、以下のような方法があります。
住宅費の節約方法
- 家賃交渉をする
- 家賃の安い家に引っ越す
- 住宅ローンの金利が安い銀行に借り換える
- 住宅費の安い地域に引っ越す
住宅費の安い地域に引っ越す場合は、田舎暮らしが有力です。
田舎暮らしに興味がある人は、 「セミリタイアには田舎暮らしが近道!資産半分でもリタイア可能!」 もご覧下さい。
自動車の節約
自動車の維持には、意外とお金がかかります。 ガソリン代以外にも、保険料、車検代、メンテナンス費、本体代など、 月に換算すると数万円はかかっています。
都会であれば、自動車を手放すということも検討すべきです。 都会であれば、交通網も整備されていますし、 週一回程度であればレンタカーやカーシェアを利用したほうが安上りの場合も多いです。
水道光熱費の節約
電気とガスは自由化され料金が安くなる場合がほとんどです。
安いからといって、質が落ちるわけではありません。 まだ、変更していない人は積極的に変更しましょう。
手間は一瞬、効果は持続です。
通信費の節約
インターネットプロバイダや携帯電話料金は見直します。
携帯電話料金は格安SIMに変更することで半額以下にできます。
サブスクリプションの節約
サブスクリプションは個別で買うより安いことから、節約している気分になります。 しかし、最初のうちは使っていても、時間が経つと使わなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。 そのようなサブスクリプションはすぐに解約しましょう。
また、安いからといって本来は買わないものにも加入している場合があります。 そのようなサブスクリプションも解約しましょう。
変動費は消費より浪費を控える
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固定費と比べると変動費は節約の効果が少ないです。 効果が少ないのに、無理に節約しても長続きしません。
そのため、無理せずできる範囲で行いましょう。 変動費は消費を抑えるのではなく、浪費を控えるというイメージで行います。
変動費の各項目を見ていきましょう。
食費や日用品の買い物を計画的にする
家計の見直しの第一歩は、食費や日用品の買い物を計画的にすることです。無計画な買い物は、無駄な出費や食品ロスの原因になります。計画的な買い物をするためには、以下のような方法があります。
まず、1週間分の献立を考えて、必要な食材や調味料をリストアップします。その際、冷蔵庫や食品庫にあるものを活用したり、旬の食材や安売りの商品を選んだりします。
次に、買い物に行く前に、予算を決めて、現金で支払うようにします。クレジットカードや電子マネーで支払うと、支出の感覚が鈍くなりがちです。予算内に収まるように、リストに沿って買い物をします。
最後に、買ったものを無駄にしないように、消費期限や保存方法に注意して、食べきるようにします。残ったものは、冷凍したり、別の料理にアレンジしたりします。
また以下の節約方法も有効です。
- 食品が安いスーパーの近くに引っ越す
- 食品が安い田舎に引っ越す
- 家庭菜園をする
なお、家庭菜園や自給自足に興味がある人は、以下の記事をご覧ください。
家族で楽しめる節約レシピや工作などを工夫する
節約というと、つまらないと感じるかもしれませんが、家族で一緒に作ったり、遊んだりすることで、楽しみや絆を深めることができます。家族で楽しめる節約レシピや工作などを工夫するためには、以下のような方法があります。
まず、家族で食事のメニューや買い物のリストを決めます。子どもにも意見を聞いて、みんなが好きなものや、安くて栄養のあるものを選びます。買い物にも一緒に行って、値段や賞味期限などをチェックします。
次に、家族で節約レシピを作ります。残り物や冷凍食品などを使って、簡単で美味しい料理を作ります。例えば、カレーの残りをオムレツにしたり、冷凍うどんを野菜炒めにしたりします。子どもにも手伝ってもらって、料理の楽しさやコツを教えます。
最後に、家族で節約工作を楽しみます。不要になったものやリサイクルできるものを使って、おもちゃやインテリアなどを作ります。例えば、ペットボトルや紙皿でロケットを作ったり、空き箱や布でドールハウスを作ったりします。子どもと一緒に発想や工夫をしながら、作品を完成させます。
節税
会社員だと会社が納税してくれるので、節税に気が回らないことが多いですが、 会社員や個人でもできる節税はあります。
代表的な節税が、こちら
- 所得税や住民税などの確定申告で控除や還付を受ける
- 消費税や相続税などの節税対策を行う
- 副業や投資の収入にかかる所得税や住民税を減らすために、経費や損失を正しく申告する
- 医療費控除やセルフメディケーション税制を活用する
- 住宅ローン控除を活用して節税する
- ふるさと納税を活用して返礼品をもらう
- iDeCoを活用して所得税や住民性を節税する
- NISAを活用して投資で得た利益を非課税にする
子持ち夫婦なら子どもへの投資も必要だが
子どもの教育費や習い事は、子どもへの投資と考え節約を積極的にする必要はありません。しかし節約のために選択肢を広げることが重要です。
子どもの教育費や習い事は、家計の大きな負担になりがちですが、適切に選択すれば、子どもの成長や将来に役立つとともに、家計にも優しいものがあります。子どもの教育費や習い事の選択肢を広げるためには、以下のような方法があります。
まず、子どもの興味や能力、目標を把握します。子どもに無理やり習わせるのではなく、子どもの意見や希望を聞いて、一緒に決めます。子どもが楽しくやりがいを感じることが、継続や成果につながります。
次に、教育費や習い事の費用と効果を比較します。高いからといって良いとは限りません。無料や安価なものでも、質の高いものや、子どもに合ったものがあります。インターネットや口コミなどで、情報を集めて、慎重に選びましょう。
最後に、教育費や習い事の補助や支援を利用します。国や自治体、学校や団体などが、教育費や習い事の費用を助成や補助する制度やプログラムを提供している場合があります。条件や申請方法などを確認して、活用しましょう。
経済圏を活用して節約する
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楽天、PayPay、DoCoMo、au、LINEなど、一社で様々な生活をまかなうことで、 もらえるポイントが増える経済圏。
その中でも一番有名なのが楽天経済圏です。 改悪続きですが、今までが凄すぎただけで、いまだに他の経済圏より有利との声が多くあります。
どこの経済圏にするかということよりも、どこかの経済圏を利用することの方が大事です。 自分の環境で一番使うサービスを基準に経済圏を選択しましょう。
経済圏を活用する方法には以下のような方法があります。
- クレジットカードやポイントカードなどのキャッシュレス決済を利用して、還元率やポイントを最大化する
- 家族で共有できるサブスクリプションや会員制サービスを活用して、コスパを高める
- クーポンや割引券などのお得な情報をチェックして、買い物や外食の際に利用する
- フリーマーケットやオークションなどのサイトで、不要なものを売ったり、必要なものを安く買ったりする
セミリタイア後に自給自足で節約生活
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生活費を節約したいなら、金額が大きい食費を削減したいと考える人もいるでしょう。
食費を少なくするためには、自給自足と考える人も多いはずです。
そこで、自給自足するとどのくらい節約できるか考えてみましょう。
田舎で暮らす場合
田舎の方が土地が安いため、家庭菜園をするにしても養鶏をするにしても低コストで始められます。
また、釣りに行くにも近くに川や海がある場合も多いと思います。
そのため、費用をかけずに自給自足を始められるのではないでしょうか。
ただし、何をするにも車が必要になり、交通費は増えることが予想されます。
都会で暮らす場合
都会でも土地があれば家庭菜園はできます。
貸し農園や市民農園といった名前で農地を貸している所もあるので借りるのも良いと思います。
資材の調達などは、都会の方が有利です。
しかし、土地の値段が高くどうしても狭くなりがちです。
狭いと野菜の数も限られてくるので、プチ自給自足とは言っても量は期待できないでしょう。
場合によっては、スーパーで買う野菜より土地代の方が高くなる可能性があります。
物価が安い海外で暮らす場合
生活の質を上げても節約ができるということで、近年人気なの海外移住です。
物価が安い国であれば、セミリタイアではなく、早期リタイアもできるかもしれません。
しかし、現地では言葉の壁に苦しんで生活が困難な場合や、治安面で不安な国もあるので、 頼れるツテがない場合はハードルが高い選択でしょう。
- 田舎なら節約できる可能性が高い
- 都会では土地代が高いので、節約は難しそう
- 海外移住は、頼れるツテ次第
まとめ:無理せず節約すれば長続きし、リタイアが近づく
セミリタイアやサイドFIREまでの道のりは長いので、無理をしてはいけません。 無理せず長く続けられる方法を見つけることがリタイアへの近道です。
節約で貯めたお金は資産運用で増やすことができます。