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セミリタイアの定義・条件とは?サイドFIREの方がおすすめな理由を解説!

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この記事はこんな人におすすめ!
  • 仕事だけの人生から卒業したい
  • セミリタイア(サイドFIRE)が何か知りたい
  • セミリタイア以外のリタイアを知りたい

早期リタイアやFIREに興味があるけど、いまいち何を目指していいのかわからないと思っていませんか?

早期退職をする方法として、

  • 早期リタイア
  • セミリタイア
  • アーリーリタイア
  • FIRE
  • サイドFIRE

などいろいろな言葉があり、迷ってしまうのも無理はありません。

しかし、それぞれのリタイアがどのようなものなのかを理解しないと、自分がどの方向に向かっていけば良いのかわからなくなります。つまり、セミリタイアをする上で最初にしなければいけないのが、セミリタイアを知ることです。

そこで今回は、セミリタイアやサイドFIREとは何かについて紹介していきます。セミリタイアを知ることで、セミリタイアがぐっと近づきますよ。

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セミリタイアとは?条件と定義を紹介

セミリタイアと似ている言葉に、早期リタイアやアーリーリタイア、FIREといった言葉があります。それぞれの言葉の違いを理解し、自分はどのリタイアを求めているか認識しておきましょう。

セミリタイアとは

セミリタイアは、ある程度の資産を構築した後、定年退職を待たずに早期退職をして、 少額の収入を得ながら生活することです。 引退するのはメインの仕事からであり、退職後も仕事をします。

昔は定年まで務めあげることが普通でしたが、最近では人生の大半を仕事に費やすのではなく、 自分らしい生き方を選ぶ人が増えてきています。

セミリタイアの条件

セミリタイアする条件は、フルタイムで働かなくても生活できることです。 資産がたくさんあっても、支出が多く、フルタイムで働かないと生きていけないのは、 セミリタイアではありません。

一方で、資産が少なくても、支出が少なく、フルタイムで働く必要がなければ、 セミリタイアと言っても良いでしょう。

セミリタイアの定義

セミリタイアと同じような言葉に「早期リタイア」や「アーリーリタイア」があります。 その違いは、早期退職後も働く必要があるかどうかです。

セミリタイアは早期退職後も、働いて収入を得る必要があります。 一方の早期リタイア(アーリーリタイア)は、早期退職した後に全く働かなくても生活できる状態です。

このように聞くと、早期リタイア(アーリーリタイア)の方が良いように聞こえますが、 セミリタイアより資金が必要になります。ざっくり、セミリタイアの2倍の資金は必要になると考えておきましょう。

セミリタイアが1億円必要なら、早期リタイア(アーリーリタイア)は2億円必要です。 そこまで資産を貯められれば良いですが、資産を貯められずに定年を迎える人がほとんどです。

それ以外にもセミリタイアのほうが早期リタイア(アーリーリタイア)より優れている点があるので、 メリットについては後述いたします。

FIREとは

早期リタイアを似た言葉にFIREがあります。FIREとは、

  • Financial=経済的に
  • Independent=自立
  • Retire=退職
  • Early=早期

です。 つまり、仕事をしなくても経済的に自立できる状態のため、 早期退職して自由な時間を過ごそうという生き方です。

読み方は「ファイヤー」と読みます。

早期リタイアとの違い

FIREに似た言葉に、早期リタイアというものがあります。

早期リタイアは、退職するまでにそれ以降の生活費を全て預貯金して、 退職後はその預貯金を切り崩して生活するスタイルです。

一方のFIREは、投資をすることでその収益から生活費を賄うため、 資産を切り崩さずに生活ができる生活スタイルです。

FIREと早期リタイアは、働かなくてもいいという面では同じですが、資産運用の有無が違います。 リタイア後の精神的な余裕が違いますね。

FIREは欧米を中心に広まった、新しい生活スタイルで、最近では日本でも広く知れ渡っています。

いままでの内容をまとめるとこんな感じ。

セミリタイアのまとめ
  • 早期リタイアは貯金を切り崩して余生を送る
  • セミリタイアは多少の収入を得ながら、足りない部分を貯金を切り崩してまかなう
  • FIREは投資の収益で生活費をまかない、資産を切り崩さない
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FIREの種類は4種類

FIREには大きく分けて4つの種類があります。

  • Fat FIRE(ファットFIRE)
  • Coast FIRE(コーストFIRE)
  • Lean FIRE(リーンFIRE)
  • Side FIRE(サイドFIRE)

Fat FIRE(ファットFIRE)

FIRE後も節約を意識することなく、今まで通り生活できるレベルまで資産運用ができている状態です。 目標金額は1億円以上。

働く必要がありませんので、時間を自由に使えます。 お金がある分だけ、趣味に使えます。 多くの人が目標にするFIREはFat FIREになるでしょう。

しかし、ここに到達するには、高収入の仕事をしていたり、 資産運用や事業に成功したり、相続が凄かったりと何かの運がないと難しいでしょう。

Coast FIRE(コーストFIRE)

Fat FIREと同じ資産を持ち、働く必要はないけれど、働きたいから働いている状態です。 目標金額は1億円以上。

仕事はいつ辞めても良い状態なので、余裕を持って働けます。 好きな事を仕事にして、採算度外視で事業を起こしたり、 趣味のお金だけ週に1,2回働くというのも良いかもしれません。

Lean FIRE(リーンFIRE)

生活費を限界まで抑えることで、仕事をしなくても生活できる状態です。 目標金額は2000万円以上。

節約をしてでも、どうしても働きたくない人、ストレスのない生活を送りたい人が目指すFIREです。 ミニマリストに向いています。

地方移住や海外移住でいかに生活費を抑えられるかを日々考える必要があります。

Side FIRE(サイドFIRE)

フルタイムの仕事ではなく、働く時間を少なくして仕事と生活のバランスを取った生活スタイルです。 目標金額は3000万円以上。

Fat FIREほどの資産を持っていないため、資産運用で生活費の全ては賄えませんが、 程よく仕事をすることで生活費を賄います。

例えば、1日4時間だけ働いたり、週に2,3日だけ働きます。 仕事を完全に辞めることはできませんが、フルタイムのストレスからは解放され、 時間的、精神的に余裕が生まれます。

資産的にはLean FIREより多いですが、 働くことより節約することが嫌いな人は、この生き方を目指します。

FIREの種類
  • 資産が多く仕事をしない状態がファットFIRE
  • 働かなくても生活できるが、仕事を続けるのがコーストFIRE
  • 資産が少ないが働かずに節約して過ごすのがリーンFIRE
  • 節約すれば働かなくても生活できるが、ほどよく働くのがサイドFIRE
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セミリタイアを目指すなら、サイドFIREを目指そう

セミリタイアとサイドFIREは、退職後も働くという点が同じです。しかし、資産運用を行うかどうかに違いがあります。

つまり、セミリタイアはリタイア後に資産が減り続けるのに対し、サイドFIREは長期的に見れば資産が減らないことを目指します。そのため、サイドFIREの方が精神的に続けやすいと考えています。

よって、セミリタイアを目指すなら、サイドFIREを目指しましょう。

まとめ

  • セミリタイアは資産が減り続ける
  • サイドFIREは資産が減らないように運用する
  • セミリタイアを目指したいなら、サイドFIREを目指そう

セミリタイア(サイドFIRE)のメリット・デメリット

セミリタイアやサイドFIREをするとたくさんのメリットがあります。しかし、デメリットも存在するので、セミリタイアやサイドFIREをした後に後悔しないため、しっかりと理解しておきましょう。

なお、詳細は以下の記事をご覧ください。

セミリタイア(サイドFIRE)のメリット

会社を早期退職することで以下のようなメリットがあります。

  • 職場の人間関係から解放される
  • 自由に使える時間が増える
  • 好きな場所に住める
  • 新しいことにチャレンジできる
  • 節約思考が身につく

また、退職後も仕事や資産運用をすることで以下のようなメリットがあります。

  • 自分のペースで仕事ができる
  • 社会との接点が保てる
  • 資産運用によって、少ない資金でリタイアできる
  • 資産運用によって、資金が減らない

セミリタイア(サイドFIRE)のデメリット

仕事を早期退職したことによって以下のようなデメリットがあります。

  • 仕事のキャリアが止まってしまう
  • 保険や福利厚生がなくなる
  • 社会的信用に影響する
  • 時間をもてあます
  • 生活が変わると計算が狂う

資産面でのデメリットもあります。

  • 受け取れる年金が減る
  • 仕事による収入が減る
  • 完全なリタイアやファットFIREからは遠ざかる
  • 資産運用が必ず成功するわけではない
  • 急な出費に対応できない

セミリタイア(サイドFIRE)を目指すべき人

計画性がある人

FIREや早期リタイアは、思い立ったらできるというものではありません。 何年、何十年と資産形成を行い、その後何十年と生活しなければなりません。 計画性がないとすぐに資産がなくなり、社会に逆戻りです。

そうならないためにも、慎重に慎重を重ねた計画を練る必要があります。 そして、その計画を実行する強い意志が必要です。

仕事以外にやりたいことがある

FIREや早期リタイアのメリットは自由な時間の獲得です。 今まで仕事があってできなかったことをやるチャンスになります。

趣味でも良いですし、好きなことを仕事にしたいけど、採算が取れるかわからないということにもチャレンジできます。 目標があると人は頑張れます。

仕事以外にやりたいことがある人は、是非 FIREや早期リタイアにチャレンジしてみましょう。

仕事をしたくない

今の仕事に不満があり、辞めたいので FIREや早期リタイアを考えている人も多いと思います。 その考えは全然アリだと思います。

しかし、現状の職場が嫌なだけで仕事自体は苦にならない人も多いです。 私もそうでした。職場を変えたら仕事が苦ではなくなり、サイド FIREにシフトチェンジしました。 FIREや早期リタイアを目指しながら、転職も考えてみるのがおすすめです。

それでも仕事が嫌な場合は、FIREや早期リタイアをした後の時間をどうするかを考える必要があります。 一日中寝て、廃人のようになってしまっては、意味がありません。

セミリタイア(サイドFIRE)する方法

セミリタイアやサイドFIREのやり方は、以下の記事をご覧ください。

簡単に紹介すると以下の手順でセミリタイアやサイドFIREができます。

サイドFIREやセミリタイアのやり方手順
  1. リタイアやFIREについて理解する
  2. 具体的にどうなりたいか目標設定をする
  3. その目標に必要な生活費を算出し、いくら必要か計算する
  4. サイドFIREやセミリタイア達成に必要な期間を計算する
  5. それに向かって計画的に貯蓄する
  6. リタイア後の収入を想定する
  7. サイドFIREするなら、資産運用も必要
  8. お金の知識を身に付け、お金を守る

セミリタイアの場合

いくらあればセミリタイアできるか知るためには、まず、あと何年生きられるかを計算します。次に、生活費とセミリタイア後の収入を計算します。

あと何年生きるかわからないので、年金受給までの年数を計算しても良いでしょう。今後年金受給年齢が引き下がるとして、年金を受給する70歳までの年数です。セミリタイアすると受け取れる年金が減ることを考慮して、老後資金を計算する必要があります。

具体的にシミュレーションしてみます。

条件
  • 現在40歳
  • 生活費は、ローン、税金などすべて合わせて毎年400万円
  • セミリタイア後の収入は、月20万円(年240万円)
  • 70歳から年金を受け取り、資産3000万円あれば100歳まで生きても資金が持つこととする

現在40歳のため、年金受給までに残り30年あります。毎年160万円(=400万円‐240万円)の赤字のため、貯蓄から切り崩すことになります。よって、30年間で4800万円必要です。また、30年後時点で3000万円の資産が必要なので、合計7800万円(=4800万円+3000万円)あればセミリタイアできそうです。

同様の条件で、30歳~60歳も計算すると以下のようになります。

年齢必要な資産
30歳9400万円
40歳7800万円
50歳6200万円
60歳4500万円
セミリタイアに必要な資産

ただし、リタイアが遅い分、年金受給額が上がるので、70歳時点の資産が減らせる可能性があります。

サイドFIREの場合

サイドFIREの場合も同様に計算してみましょう。

条件
  • 現在40歳
  • 生活費は、ローン、税金などすべて合わせて毎年400万円
  • セミリタイア後の収入は、月20万円(年240万円)
  • 資産運用で年利4%が実現可能

セミリタイアの時と同様に、年間160万円の赤字です。この赤字分を資産運用によって得るのが、サイドFIREです。

年利4%で160万円を得るためには、投資資金が4000万円(=160万円÷0.04)必要です。実はサイドFIREの場合、年数が経っても資産が減らないので、何歳からサイドFIREしても必要な資産は変わりません。

70歳以降は4000万円を切り崩しても、引き続き資産運用してもかまいません。セミリタイアの3000万円より、多くの資金で生活できます。

よって、シミュレーション結果は以下のようになります。

サイドFIREに必要な資産見出し
  • 必要な資金は、年齢に関わらず4000万円
  • セミリタイアより少ない資金で達成可能

このように、資産運用するだけで、必要な資金が減り、セミリタイアへの道がずっと近づきます。

いくら必要かは条件によって変わってくるので、シミュレーションをする必要があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

より確実にセミリタイア(サイドFIRE)するには

より確実にセミリタイア(サイドFIRE)するには、より綿密な計画が必要です。

まず、節約をして生活費を削減しましょう。生活費を月1万円削減するだけで、年間12万円、30年で360万円も節約になります。その分、資金が少なくても始められます。

次に、できるだけ早く資産運用をはじめます。セミリタイアやサイドFIREをする前から資産運用することで、資産が増える額が加速度的に上がってきます。

また、早く始めて資産運用に慣れておくことが重要です。セミリタイアやサイドFIRE前であれば、資産運用に失敗してもやり直しができます。

最後に何回もシミュレーションをして、自分にあった自由と仕事のバランスを見つけましょう。

シミュレーションの方法については、以下の記事を参考にしてください。

サイドFIRE達成後のライフプラン

サイドFIRE達成後のライフプランは、自分自身のライフスタイルや将来の希望によって異なりますが、 一般的には以下のような点が考えられます。

ライフスタイルの変化

サイドFIRE達成後は、働かなくても生活費が賄えるため、自由な時間が増えます。 この自由な時間をどう過ごすかは人それぞれですが、趣味に没頭する、旅行に行く、 ボランティア活動に参加する、自己啓発のための勉強をするなど、自分に合った充実したライフスタイルを築くことができます。

健康面の管理

健康管理は、サイドFIRE達成後も重要なポイントです。 健康に注意して生活を送ることで、自分自身の幸福度を高めることができます。 定期的な健康診断の受診や、適度な運動、バランスの良い食事など、健康に関する取り組みを継続的に行うことが大切です。

家族や友人との交流

自由な時間が増えた分、家族や友人との交流を深めることができます。 時間に余裕ができることで、一緒に過ごす時間も増やせます。 また、趣味や共通の興味を持つ人たちと交流を深めることもできます。

資産の管理

サイドFIRE達成後も、資産の管理は必要です。 将来の支出や健康面の不安を考慮して、十分な貯蓄を行うことが望ましいです。 また、資産の運用方法についても、自己学習を続けることで、より効率的な運用方法を模索することができます。

サイドFIRE達成のためのツール・アプリ紹介

最後にサイドFIRE達成に役立つツールやアプリを紹介します。これらのツールやアプリを使うことで、収支管理や投資の情報収集、ローンの管理など、サイドFIRE達成に必要な情報やデータの管理がスムーズに行えます。ただし、投資に関しては自己責任で行う必要があるため、情報収集には十分注意するようにしましょう。

マネーフォワード

収支管理アプリで、収入や支出の管理ができます。 カテゴリー分けやグラフ表示など、使いやすい機能が多くあります。

Moneytree

複数の銀行口座やクレジットカードをまとめて管理できるアプリで、家計簿機能もあります。 また、株式や投資信託の管理にも対応しています。

Yahoo!ファイナンス

株価や為替レートなど、投資情報をリアルタイムでチェックできます。 また、自分の投資ポートフォリオを登録して管理することもできます。

NISA定期積立シミュレーター

NISA口座での定期積立のシミュレーションができるツールです。 いくら積み立てればいつ達成できるかを簡単に計算できます。

MoneySmart

投資の情報やニュースを提供するアプリです。 投資初心者にもわかりやすく、自分の投資スタイルに合った情報を取得できます。

MyLoans

ローンの支払い管理アプリです。 返済スケジュールの管理や支払い履歴の確認ができ、借金返済計画の立て方に役立ちます。

まとめ

今回は、セミリタイアとサイドFIREとは何かについて紹介してきました。

セミリタイアとサイドFIREは、リタイア後も働いて少しの収入を得るという意味では同じリタイアです。 しかし、サイドFIREでは資産運用をすることで、より少ない資金でリタイアできます。

サイドFIREやセミリタイアに興味を持った方は、次にサイドFIREのやり方を見てみてはいかがでしょうか?